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館内施設

大広間

現代では再現できない、
二〇〇畳ひとつづきの大広間

大正時代につくられた格天井の二〇〇畳ひとつづきの広壮な大広間は、柱を間に用いない工法で建築法の関係で現代では建てることのできない空間となっております。
部屋の広さは可動式の舞台によって変えることができ、最大一八〇名様まで一同に揃ってお食事いただけます。
また壁にかけられた屋号「つば甚」の書は、映画『地獄門』でアカデミー賞を受賞したことでも知られる近代を代表する洋画家・和田三造に揮毫していただいたものです。

鶴の間

細やかな細工に、
金沢の粋を感じる。

折り鶴をあしらった欄間や、室町時代の頃からの家伝の鍔を嵌め込んだ床の間の板など、大正時代に造られた斬新な意匠が随所に見られる鶴の間。広縁の床材には江戸期に活躍した北前船の船底で使用されていた板を使用しており、気骨ある風格が漂います。
また、廊下側の襖絵は、つば甚へ来られた若き歌人や画家が出世払いの御礼として描いた書や絵を銀箔ととも表具にしたものです。

月の間

伊藤博文を
魅了したしつらい。

伊藤博文、芥川龍之介、三島由紀夫など、幾人もの文人墨客が利用されたお部屋で、伊藤博文はこの部屋に投宿され、つば甚の料理、もてなし、部屋からの眺めに感銘を受け「風光第一楼」という書をしたためました。
深みある紅殻の壁、前田藩姫君の袋帯を使った地袋、網代のように細かに彫刻された広縁の鶯張りの床など、金沢らしい風雅なしつらいをお楽しみいただけます。

菊の間

城下町の端正な時間を
感じる部屋。

落ち着いた色の紅殻の壁が目を引く金沢らしい落ち着いた佇まいの菊の間は、
つば甚で唯一掘りごたつのあるお部屋です。正座をする心配がありませんので、
お年を召したお客さまにもゆったりと寛ぎながらお食事を楽しんでいただくことができます。
また菊の間の隣には仏間もございますので、ご法事などの仏事の際にもご利用いただけます。

小春庵

芭蕉が句会を
ひらいた部屋。

松尾芭蕉が奥の細道の行脚で金沢を訪れた際、句会を催した小春庵を移築したお部屋です。
障子を開け放てば犀川の緑地やせせらぎ、遠くには医王山の山並みを眺めることができ、春になると犀川の堤に咲く桜花を愛でながらお食事をお楽しみいただけます。
また総理大臣をつとめた吉田茂の長男で、著書「金沢」で知られる英文学者・吉田健一が好んで利用されたお部屋でございます。

吟風の間

九日間、芭蕉が
過ごした部屋。

奥の細道の途次、金沢へ訪れた松尾芭蕉が九日間滞在された「宮竹屋」を、片町より移築したお部屋です。苔むした中庭には戦国時代の武将として知られる高山右近が造ったキリシタン灯籠を配しており、
灯籠の足もとにはマリア様が彫られております。
土間にはヤブコウジを植え、季節を問わず可憐な赤い実をご覧いただけるよう手入れしております。

茶室 是庵

亀田是庵が
使用した茶室。

金沢ゆかりの茶人として知られ江戸末期から明治初期にかけて薬種商を営んだ亀田是庵。その亀田是庵が表千家の茶室「不審菴」を模して造ったものを移築したお茶室です。
二畳台目出炉の茶室で、亀田是庵と親交のあった裏千家十一代家元・玄々斎が度々茶を楽しんだと言われております。

梅の間

つば甚最古の部屋。

つば甚としてつくられたお部屋のなかで一番歴史があり、江戸末期の頃につくられたとされるお部屋です。
床柱としては非常にめずらしい石榴(ざくろ)を使うなど、当時の工匠のこだわりを見ることができます。
また部屋にかけてある書は、近代日本画壇を代表する画家・横山大観が泊まられた際に揮毫された書でございます。

竹の間

武士の世のしきたりが
今につたわる部屋。

身分の高い者のみが座ることの許された謁見の間のつくりにならった竹の間は、部屋の名前のとおり床柱や落掛け、天井の竿縁など随所に竹を使っております。
また、意匠として曲線を多く用いていますので四季を通じて窓越しの風景を愛でながら、長閑な時間をお過ごしください。

松の間

山下清が、
ちぎり絵を描いた部屋。

戦後間もない頃、進駐軍がダンスホールとして使用したお部屋です。
つば甚にお泊まりになった放浪の画家として知られる山下清は、この部屋から金沢の街並を眺めちぎり絵を描いていかれました。
またこのお部屋には、「おたべ」や焼き鳥缶のイラストで知られる漫画家・おおば比呂志が宿泊された際に描いていただいた絵をかけております。御膳席で三〇名様までご利用いただけます。

花の間

日本の風情漂う部屋。

苔むした庭を愛でながらゆったりとくつろいでいただける風情あふれるお部屋で、金沢へ来られた放浪の画家・山下清は、このお部屋に宿泊されました。
またお手洗いが併設されており、婚礼の際には新郎新婦の控えの間としてご利用いただいております。

会議室/戸室

ビジネスでご利用いただける
白漆喰の会議室。

大戦後、進駐軍が使用していた部屋を再現したお部屋。仕事の打ち合わせや少人数での会議にご利用いただける使い勝手のよい会議スペースです。照明の灯具は進駐軍が残していった、珍しい形状のものです。

会議室/すみれ

こころ華やぐ、モダンな
空気をまとった
大正時代の洋間。

大正時代の和モダンな造りのすみれは、人前式の式場や、会議場としてもご利用いただける洋間です。

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