つば甚を楽しむ
つば甚の歴史
創業宝暦二年。
金沢で最も歴史ある料理屋。
加賀百万石の礎を築いた前田利家に、お抱え鍔師として仕えて四〇〇年の鍔家。その三代目甚兵衛が宝暦二年(一七五二年)に鍔師の傍ら営んだ小亭・塩梅屋「つば屋」が「つば甚」の始まりとされております。友人知人をもてなした趣向に満ちた料理がたちまち評判となり、藩主はもとより藩内の重臣が訪れるようになりました。そして文明開化のあとも文人墨客をはじめ県内外から多くのお客さまにお越しいただき、今では金沢を代表する老舗料亭として海外からのお客さまからもご贔屓いただいております。
金沢の郷土史
「亀の尾の記」に。
二〇〇年以上前に書かれた金沢及近郷の地名、名所、旧跡、神社仏閣等郷土の地理、歴史を中心に書かれた郷土史として有名な「亀の尾の記」の一部につば甚の前身、塩梅屋 鍔屋甚兵衛が紹介されています。
編集・発行:石川県図書館協会
発行日:一九三二年二月一五日初版、
一九七一年二月二十五日再版
建物の歴史
創業約二七〇年の歴史を有する、金沢で最も古い老舗料亭です。その長い歴史のなかで育まれた趣と情緒は老舗ならではのもの。初代内閣総理大臣伊藤博文がその眺望に感動し筆にとった「月の間」、山下清画伯がちぎり絵を描いた「松の間」、松尾芭蕉が句会を催した「小春庵」など、部屋ごとに異なる歴史と由緒が堪能できるのも「つば甚」の楽しみのひとつといえるでしょう。
食文化の歴史
金沢芸妓
茶屋街へ出かけることなく、金沢芸妓の舞いや謡などのお座敷遊びを楽しみながらお食事いただけます。空から謡が降る街といわれる金沢の優雅で華やかな宴をお楽しみください。
金沢芸妓1名につき
46,000円(100分)からとなります。
46,000円(100分)からとなります。