先日の9月12日に、伝統神事「三光さん」がございました。
室町時代から続く月拝祭で、
前田利常の時代に寺町諏訪神社にて、
毎年この時期に執り行われます。
卯辰山から上がる月が山並みの関係で
光が反射し三つの光となります。
今年もつば甚の寺町台の上から賑やかに盆踊りの曲が聞こえてまいりました。
奉納踊りが終わると、
皆で午前2時ごろの月の出を拝みます。
神社の後ろの庭に祭壇を設け、
東の空、卯辰山の方向に向かい世情安泰を祈ります。
江戸時代には、金沢市民がこぞって寺町台に別荘を建て、
三つの月を拝む書院を造りました。