郷土の料理

加賀伝統料理 鯛の唐蒸し 【旬の季】通年


金沢の婚礼にはかかせない料理の一つ。宴の前日に花嫁方の家が料理屋に大きな雄鯛・雌鯛を持ち込んで婚礼の余興として料理してもらいます。
加賀百万石の御膝元である金沢は武家社会であり、鯛とはいえお腹を開くと切腹を連想させる為あえて背開きにし、その中に味付けした卯の花をいっぱい詰めて蒸し上げ、大皿に腹合わせに盛り込んだ料理です。
お腹が膨らむことから子宝に恵まれるよう、子孫繁栄の意味も込められております。
上身は列席者にあとは裏方さんにと、その村にお嫁さんが嫁ぐのを村全体で祝いました。お嫁さんが嫁ぎ先の村のみんなに可愛がってもらえるよう花嫁実家より願いの込められた料理です。

加賀伝統料理 治部煮 【旬の季】通年


由来は諸説ございます。
①兵糧武業 岡部治部衛門が考案した説。
②キリシタン大名 高山右近が高麗から持ち込んだ説。
③古い文献に宮中の婚礼に「鴨のじぶじぶ煮」と記されていることから煮たときの「じぶじぶ」という音から来たのでは、という説。
いずれにしましても治部椀という治部を盛り付ける為だけの平たいお椀があるくらい石川の伝統工芸と料理とが一つになった。こちらもお祝いの時にかかせない一品です。

蓮蒸し 【旬の季】七〜八月


蓮蒸し(はすむし)の蓮とは、蓮根のことです。一般的に蓮根はそのままのカタチを活かし、触感を楽しむものが多いですが、蓮蒸しは卸し金ですり卸し、蒸して粘りのある触感を楽しみます。つば甚で使用している加賀蓮根はねばりが強くつなぎを使う必要がありません。素材の力を感じられる蒸し物です。

のど黒 【旬の季】八〜五月


全国的に有名になったのど黒はアカムツ(赤鯥)のことで、白身で油がのっており、焼物や蒸し寿しがおすすめです。